睡眠時無呼吸症候群の原因は?どんな人がなりやすい?
前回の記事では睡眠時無呼吸症候群の症状についてご説明しました。
では、何が原因で睡眠中に呼吸が止まり、症状が現れているのでしょうか。
【目次】
何が原因か?
睡眠時無呼吸症候群の主な原因は、
寝ているときに空気の通り道である気道を塞いでしまうこと です。
気道の閉塞によるいびき・無呼吸のメカニズム
軟口蓋(なんこうがい)・・・「のどちんこ」のことだと解釈してください。
上記の画像のように、正常な状態であれば、
睡眠時に気道が舌や軟口蓋によって塞がれてしまうことはありません。
しかし、睡眠時無呼吸症候群患者の場合、
睡眠時に舌や軟口蓋が落ち込むことで
・気道が狭くなる
・気道が閉塞する
状態になるため、いびきや無呼吸の症状を引き起こします。
どんな人がなりやすい?
下記の身体的特徴に当てはまる人
・太り気味 太っている
・首が短い
・首が太い
・下あごが小さい
・下あごが後方に引っ込んでいる
・歯並びが悪い
・舌や舌の付け根が大きい
・常に口呼吸をしている
・アデノイド顔貌である
肥満は睡眠時無呼吸症候群の原因として最もよく挙げられます。
肥満の人は体だけでなく舌も肥大化し、空気の通り道である気道が狭くなり、
睡眠中に呼吸が困難になる可能性があります。
また、ファッションモデルをしているような小顔の方も、
元々の気道のスぺースが狭いため睡眠時無呼吸症候群になるリスクが高くなります。
最後に、アデノイド顔貌や口呼吸が習慣付いている方は、寝る時も口呼吸になりがちです。睡眠中の口呼吸は鼻呼吸のときよりも気道が狭くなるため、気道が塞がりやすい状態になります。
下記の生活習慣がある人
・喫煙する
・寝る前にお酒を飲む
・睡眠導入剤を服用している
これらの生活習慣がある方は、睡眠中に口内の筋肉が緩みやすくなり、気道が塞がりやすい状態になります。
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今回は睡眠時無呼吸症候群の原因についてご説明しました。
健康な方でも、気を付けていなければ陥りやすい病気であるといえます。
日ごろから自分の睡眠状態を把握することが、
睡眠時無呼吸症候群の予防につながります。